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真砥野比売(まとのひめ)

話は『古事記』の中巻に入りまして、垂仁天皇(すいにんてんのう)の后の話題。

垂仁天皇は、やたらいっぱい后をもらってる天皇なのだが、その中の美知能宇斯王(みちのうしのみこ)の娘たちについて。


この娘たちは、垂仁天皇の寵妃であった沙本毘売(さおびめ)が、反逆を企てた自分の兄とともに亡くなる前に、後の后として指名した娘たちだった。

長女が比婆須比売(ひばすひめ)、二女、三女は書いてある場所によって名前が違うが、四女が真砥野比売(まとのひめ)。


垂仁天皇は、上の三人の娘たちは沙本毘売の進言どおりに后としたが、一番下の真砥野比売だけは、やはり容貌が醜いという事で、故郷の丹波国へ送り返した。

真砥野比売は、

「同じ姉妹の中で、容姿が醜いとの理由で返されたとあっては、隣近所の噂に上るでしょうし、まことに恥ずかしい。」

と言って、山城国に着いた時、木の枝にぶら下がって死のうとした。

が死にきれず、その地を懸木(さがりき)と言う事になった。

(今は相楽という地名。)

それでも死ぬのを止める事ができず、険しい淵に来た時、とうとうそこから落ちて死んでしまった。

そのためその地を堕国(おちくに)―今は乙訓―と言うようになったのそうなのだが・・・。


ここで『古事記』の中巻が、上巻と違って本当に人代に入ったと思うのは、石長比売(いわながひめ)が邇邇芸命(ににぎのみこと)に父親のもとへ送り返された時は、父親が歴代の天皇の寿命を短くする呪いをかけられたのに対し、真砥野比売は垂仁天皇に対し、何の仕返しもできなかったという事。

可哀そうだなぁ。

せめて"マトノヒメ"という名前にちなんで、矢をいっても絶対に的に当たらないとかいう呪いでもかけられたのなら、少しは浮かばれるだろうに。

女は容姿によって天国と地獄なのは、やっぱり古代からなんだね・・・。
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月野

Author:月野
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