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女性の立場で『古事記』を読み出すと・・・

パソコンの調子は相変わらずあまり良くないのだが、暇にまかせて記事を一つ。

『古事記』を読みだすと、どうしても気になってしまう事がある。

それは、伊耶那岐命(いざなぎのみこと)と伊耶那美命(いざなみのみこと)の国生みの話。

結婚の儀式で、女性である伊耶那美命から「何とまあ、素晴らしい男性でしょう。」と唱え、その後に男性の伊耶那岐命が「何とまあ、美しい娘だろう。」と言ったところ、生まれてきたのは水蛭子(ひるこ)という不具児と、淡島という不完全な島だったという。

水蛭子は名前の通り、蛭のような骨なしの不具児だったので、葦を編んで作った船に入れて流し捨ててしまう。

ひどい話だが、これらが全部女性から声を掛けたのが原因なのだそうだ。

そこで今度は男性の伊耶那岐命から声を掛けて、どんどんいろんな島や国、それから神を生んでいったら、立派なもの達が生まれてきたというのだ。

全くもってナンセンス!

「すべての生物の基本はメス」という生物学の基本から外れまくって、男性優位を植え付けたいだけのような話に思える。

声を掛けるのが女性が先だったので、素晴らしい者達を生む事ができたというのなら納得なのに。

そう思ってもう一度『古事記』を最初から眺めてみると、最初の五柱の別天つ神(ことあまつかみ)からみんな男神のようだ。

女神が出てくるのは、わざわざ妹(いも)という文字が頭に付けられている神世七代のうちの三代目の妹須比智邇神(いもすひぢにのかみ)まで待たなければならない。

何とも女性は軽々しく見られたものだ。

それとも、生物の母である女性にかなわないと思った男性が、必死になって男性の方が偉いんだという主張をしたため、このような話が生まれたのか。

初めからこんな調子だから、どうも『古事記』は好きになれないんだよなぁ。

それなりに読んではいるけれど。


それだったら、カオス(混沌)から初めに生まれたのが女神のガイアだというギリシア神話の方が、よっぽどよく思える。

それにギリシア神話は、北欧神話やケルト神話よりも、やっぱり面白いし。

もちろんギリシア神話の中でも、災難を世界中にまき散らしたと言われる人類初の女性・パンドラのような存在もいる。

やっぱり女嫌いな男が、こういう話を脚色していったんじゃないかと考えてしまうが、それでも女神が男神と同じぐらい出てきて、女性の立場が弱くない話の方が、私には好ましい。

主神ゼウスの妻ヘラが嫉妬に駆られていろんな悲劇を生みだすが、それも女性の立場が強い証拠のような気がする。

本当に弱かったら、嫉妬に駆られて事件を起こすことさえ許されないはずだから。

それに神であっても、そういう人間臭い行いをする話だから、また面白さも増すんだろう。


『古事記』にも、もう少しだけギリシア神話のような女性を大事にする心があったらなぁ・・・。
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月野

Author:月野
現在、病気療養中の四十代の女性。
最近少し忙しいので、あまり記事も書けないし、コメントの返事も遅くなるかもしれません。
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