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粗悪品の色鉛筆

何年か前に、景品で十二色の色鉛筆をもらった。

シンプルで色もきれいな色鉛筆である。

子供にあげると、喜んで学校にもっていった。

それまで使っていた色鉛筆が私のお古だったので、新品の色鉛筆はことのほか嬉しかったのだろう。


しばらくして、子供が色鉛筆で描いたものを家に持ってきた。

何だか色がやけに薄い。

「どうしてもっとはっきり描かないの?」と聞くと、

「だってこの色鉛筆、色がしっかり付かないんだもん。」という返事。

見かけはちゃんとしている色鉛筆、色が付かないなんてあまり考えられない。

だがその時は、それ以上確かめるでもなく、そのままにしていた。


またしばらく時間がたってから、私自身がその色鉛筆を使う機会があった。

ん?おかしい。

普通に描いているのに、確かに紙に色が全く付かない。

やたらと芯が硬いのだ。

普通色鉛筆は、鉛筆の芯より太く柔らかく、力を入れて描くようなものではない。

しかしその色鉛筆は一体何で芯を作ったのかと思うほど硬く、色を付けようと思ったら、紙が破れんばかりに力を込めないと色が付かない。

しかも均一に硬いのではなく、点々と柔らかいような色が付く部分も混ざっている。

結果、全然きれいに描く事ができない。

「この色鉛筆、ものすごく使いづらくない?」と子供に聞いてみると、

「うん、すごく使いづらいんだよ。」と言う。

「前の色鉛筆の方が、使いやすいんじゃないの?」

「えー、でも前のは古くて嫌なんだもん。みんな新しいのを使ってるのに。」

「・・・・。」


皆さんリッチなんですね・・・。

というか、主婦になっても自分の色鉛筆や水彩絵の具を持っていて、それで絵を描いている人の方が珍しいのかもしれない。

だからみんな子供に新品を買うしかないのかも。


とまあ自分の事情は置いといても、そのあまりに書きづらい色鉛筆を、文句も言わずに長い間使っていた子供がかわいそうになり、結局新品の色鉛筆を買ってあげた。

「やったー、みんなと同じ色鉛筆だ。」と喜ぶ子供の姿を見ながら、買ってあげるのが遅すぎたかな・・・と後悔することしきり。


しかし、それで子供の方の色鉛筆は良くなったものの、残されたのは粗悪品の色鉛筆。

サービスで付いてきた物なんてこんなものなのかな。

でも戦後でもあるまいし、いくらなんでもこんなひどい品物を作る方がどうかしているような気がする。

それでもちゃんとした製品の形をしていて、使いづらいがために短くなる事もなく、見かけだけは立派な色鉛筆を捨てるのもどうかと考えてしまった。

それで結局、子供のための漢字練習のマス目を書くのに使いましたよ。

すごく力を入れないと色が付かないため、手が疲れるほど力を込め、芯が短くなったらガンガン削って、色鉛筆を消費することを目標に、兎にも角にも紙にマス目を書いていきました。

色鉛筆を使った作業で、あれだけ手が疲れたのは初めてです。


それでも努力と執念の甲斐あって、たくさんの漢字練習の紙ができ、粗悪品の色鉛筆も全部使い切る事ができました。

あの色鉛筆をもらった他の家の人は、どうしたんだろうな。

リサイクルショップに売っていたのを見かけた事があるけど、それが一番賢い使い方だったかもな(笑)。
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月野

Author:月野
現在、病気療養中の四十代の女性。
最近少し忙しいので、あまり記事も書けないし、コメントの返事も遅くなるかもしれません。
ですが、過去の記事にコメントいただけるのは嬉しいので、歓迎しています。

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