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『白鳥の歌なんか聞えない』

この作品の「白鳥の歌」とは、「白鳥は死ぬ間際に、とても美しい歌を歌う。」という言い伝えから来ている。

この説明部分を本の中で見つけようと二度ぐらいざっと目を通してみたが、結局見つけられなかった。

確かに、この本の中で読んだのだが・・・。

見つける事は出来なかったが、この作品は、一人の老人の死に立ち会う主人公の恋人と、主人公のお話だ。

そのためこの「白鳥の歌」とは、「死の歌」とも言い換えられると私は思う。

主人公の若い薫君(主人公名と作者名は同一)は、死のとても間近にいながら、「白鳥の歌なんか、聞えない!」と言い切るのだ。

何だかいいなぁ・・・と思う。

健康な若さ、だと思う。


「死の歌」としての「白鳥の歌」は、私にはずっと昔から聞こえていた。

思春期の頃と、病気になってから。

今でもテレビで虐待されていた子供の死亡のニュースが流れたり、近所の人がろくろく病まないで亡くなっていった話を耳にすると、「下手に生き残ったりしなくて良かったね。」と思う。

虐待されても生き延び、大人になってから心を病んでいる人たちの現状を見たり、病気になったものの、進歩した現代医療のおかげで、いい西洋薬や漢方を飲まされて生きながらえる苦しさを、嫌というほど知っているからだ。

薬が発達していなかったら、今の私は、ここにはいなかった。

現代だから、私は今も生きている。

もしもっと前の時代に生まれていたら、とうの昔に黄泉の国の人になっていただろう。

自分だけだったら、その方が楽だった。

でも私には、子供がいる。

彼等のためだとしたら、やはり私は生きていた方が良かったと思う。

いくら病気でも、私がいる事で、彼らに貢献する事は、とても大きい。

私は、母なんだし。


「白鳥の歌」は、私にとってとても甘美な調べだ。

だが、薫君のように「聞えない!!」と言い切るだけの強さが欲しい。
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プロフィール

月野

Author:月野
現在、病気療養中の四十代の女性。
最近少し忙しいので、あまり記事も書けないし、コメントの返事も遅くなるかもしれません。
ですが、過去の記事にコメントいただけるのは嬉しいので、歓迎しています。

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