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友人Wから連絡が来なくなって、かなり久しい。

今までいろいろ奇異な行動をしてきたWだが、三十二回連続ドタキャン事件の後は、さすがに怒っている俺に会わす顔がなくなったのだろう。

俺の方はといえば、急にWが来なくなって少し拍子抜けしたところもあるが、正直ホッとしている部分が大きかった。


そんなある日、また突然Wが家にやって来た。

しばらくの間来なかったのがまるでなかった事のように、当然のように勝手に家に入り、当然のように人の家の冷蔵庫を荒らしている。

「おい親友、牛乳切らしてるぞ。ちゃんと買っとけよ。」

俺のことを親友と呼ぶのも以前のままだ。

「人の家の冷蔵庫の中身なんか、いちいちチェックするなよ。それよりお前、だいぶ長い間来なかったじゃないか。・・・いや、来て欲しかった訳じゃないんだけどな。」

という俺の言葉を聞くと、Wは頷きながらこう言った。

「お前に淋しい思いをさせて悪かったな。だけどオレ、恋愛中だったんだ。」

「・・・レンアイ?まさかあの恋に愛という字をつなげる恋愛じゃないよな?!」

俺は驚いて聞いた。

「まさにその恋愛だよ。オレだって人間なんだ、恋愛ぐらいする。」

・・・そういえばWも人間だったな。

「で、その相手は誰なんだ?」

「お前の知らない子だよ。リカという子さ。」

リカちゃん・・・まるで人形のような名前だ。

「ふうん。それでそのリカっていう子は、お前の事好きだって言ってくれてるのか?」

俺の問いに、ふふんと鼻を鳴らしてWは笑った。

「当たり前だろ。そうでなきゃ恋愛じゃなくて片思いっていうんだ。」

たまにWは真っ当な事を言う。そして続けた。

「だけど最近、リカが怒ってるんだよな。」

そうか、その理由は何となく分かる気がする。

俺が納得して頷いていると、Wは不満そうに言葉を荒げた。

「おいお前、親友のくせにリカが何を怒っているのか聞かないのか?!」

・・・しょうがない、聞いてやるか。

「それでそのリカちゃんていう子は、何を怒っているのさ。」

Wは満足気に話し出した。

「それがさ、オレって仲がいい奴ができると、そいつに甘え放題甘えちゃうんだよな。」

うんうん、確かに。

「で、リカにも甘えられるだけ甘えて、こいつってどれだけ甘えれば怒るかどうか試そうと思ってやってみたんだ。」

「・・・成るほど。で、リカちゃん怒っちゃったという訳なんだな。」

「まあな。でもそれで限度が分かったから、これからはその限度ギリギリのところで止めるつもりだってリカに言ったら、それでまた怒っちゃってさ。」

そりゃあ当然だろうと俺は内心思ったが、これは口に出しておくのは止めておいた。

「おかしいよなー。ちゃんと怒りだす直前で止めるって言ってるのに。」

おかしいのはWの方だと俺は思ったが、これも言わないでおく。

「もうさ、リカの奴、オレのこと変わり者だとか変人だとか言ってきて、ケンカし出したら全然しゃべるのが止まらなくなって、この前なんか朝の九時から午後の三時まで、メシも食わずにずっと怒ってしゃべっていたよ。」

六時間か、そりゃすごい。

「ふうん。それで別れちゃったのか?」

「いや別れてなんかないさ。一週間に四、五回は会ってるよ。」

「へえ、それはある意味すごいな。ケンカは終わったのか?」

「いや、会って夕食食ってるだけなら普通なんだ。だけど、食い終わるとケンカになる。」

「ほう。」

「会計し終わると、とたんに機嫌が悪くなるんだよな。」

「ふーん・・・夕食代はお前が出してるのか?」

「いや、割り勘だけど?」

成るほど、それがケンカのきっかけになる訳だな、と俺は思った。

「で、どうするんだ?お前、自分の態度を改めて、リカちゃんに優しくするのか。それとも別れちゃうのか?」

「オレは改めるところなんて全然ないし、リカと別れる気もない。」

きっぱりと言い切るWに、俺はこいつに付ける薬はないと思った。

「でもケンカばっかしてると疲れるし、またお前の所にも行ってやらなくちゃいけないと思ってな、来てやったんだ。」

「いや、俺のことは考えなくていいから。」

そういう俺の言葉は、Wには届かなかったようで、

「また、ちょくちょく来てやるからな。とりあえず今日はこれ食ったら帰る。」

そう言って、俺の夕食用の食材を全部食べ尽くした後、Wは帰って行った。

またWの来襲に怯える日々が始まるのかと俺は思ったが、その日以来、Wはまたパッタリと来なくなった。


Wがリカちゃんと上手くやってるであろうことを俺は願っている。

本気で、切に切にそう願っている。
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「よお親友、明日の昼メシ、一緒に食べに行こうぜ。オレが奢ってやるよ。」

友人Wから三十二回目の昼メシの誘いの電話がきた。

「ああ分かった。じゃ、いつものコンビニ前で十二時に待ち合わせな。」

俺は明日起きるであろうことを確信しながら、心にもない約束をした。

「オッケー。じゃあ明日な。」

Wは軽く返事をすると、電話を切った。

Wは絶対明日は来ない。

俺にはもう分かってる。

何故なら、これがもう三十二回目だからだ。

誘いの電話がきて承知すると、その約束の日に電話が掛かってきてドタキャンされる。

いくら馬鹿でも三十一回もやられれば、予想がつくというものだ。

その日の夜、俺は友人たちに電話をしまくって、Wの行動パターンを吹聴しまくった。

三十一回もドタキャンされれば、いくら温厚な俺でも恨みが積もるというものだ。

そして友人たちに、

「明日Wは絶対にドタキャンしてくる。もしキャンセルの電話がなかったとしても、絶対に奴は来ない。」

と、強く強く言いまくった。


翌日の午前中、Wからキャンセルの電話はこなかった。

まあ電話がこなかったとしても、当人が現れるはずはないからなという確信を持って、俺は待ち合わせ場所に向かった。

奴が来ないのを確かめるためだけに。

果たしてWは、待ち合わせ場所にはいなかった。

しばらくコンビニ前で待った俺は、勝利の笑みを浮かべ、帰ろうとコンビニに背を向けた。

その途端、

「ごめん、ごめん、遅れちゃったぁ。」

というWの声が。

俺はギョッとして振り返った。

確かに奴はそこにいた。

「いやさー、昨日ある奴から電話があってさ、お前がオレのドタキャンで怒りまくってるっていう話を聞いたから、今日は絶対来ようと思ってさ。」

・・・なんだ、そういう事か。

余計な事をする奴がいたもんだ。

俺はまだ腹を立てていた。

三十一回のドタキャンの罪は軽くないんだぞ。

そんな俺の気持ちを察したのかWは、

「でも今回は俺が飯代おごるから、機嫌直してくれよな。何でも好きな物食っていいんだぜ。」

と、妙に媚を売ってくる。

そーか、そーか、何でも好きな物食っていいんだな。

俺は頭の中で一番高い外食は何か考え出した。

焼き肉か、高級寿司か、それとも・・・。

その時、Wが大きな声を出した。

「おっ可愛い!おい、これ見てみろよ。」

見ればペットショップの入口につながれている子犬が、短い尾をちぎりそうになる程振りながら、こちらを見てる。

「可愛いなぁ。抱っこしたいなぁ。」

Wは俺をチラチラ見ながら、そう言ってきた。

「抱っこすればいいじゃん。」

俺がそう言うと、Wは待ってましたと言わんばかりに、

「じゃあ、これ持ってて。」

と言って、自分の馬鹿でかいカバンを俺に差し出してきた。

持ってみると、何が入っているのかやけに重い。

十数キロはありそうだ。

「おいW、このカバンやけに重いぞ。」

俺が不平を言うと、Wは、

「大事な物が入っているからな、下に置くなよ。」

と言い返してくる。

大事な物ってなんだよ、子供でも入っているのか。

だけど高価な昼メシのためだ、ここはもう少しの我慢だと俺は自分に言い聞かせて、Wが子犬と遊び終わるのを辛抱強く待っていた。

「いやー可愛かったなぁ。カバンありがとう。」

たっぷり十五分は子犬と遊んだWが、そう言って俺からカバンを受け取った。

やっとクソ重いカバンから解放されたと安心した俺に、Wは突然こう言い放った。

「あっ急用があるのを忘れてた!悪いけど、オレこれで帰るわ。昼メシはまた今度な。」

何だって!という言葉が俺の口から出るより早く、Wはスタスタとかなたに歩き去っていた。

普段の歩き方はノロノロのくせに、その時だけはまるで風のように速い歩き方だった。

後にはただ、呆然と立ち尽くしている俺が取り残されているだけだった。
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友人Wが、いつものことだが突然やって来た。

「よお親友、海に行こうぜ。」

今日のWは、自分の車で来ている。

家に上がられても冷蔵庫の中身が空っぽになるだけので、俺は喜んで出掛けることにした。

「それにしても海はまだ寒くないか。」

俺がそう言うと、

「じゃあ川だ。川に行こうぜ。でっかい川。」

はいはい、今日のWはどうやら水のある所に行きたいようだ。

俺は川に同意することにした。


三十分ぐらいのご機嫌のWの運転で、河原に着いた。

川の名前をWに聞くと、

「この川はなー、中国と北朝鮮の境にある川と同じくらいの幅なんだ。脱北する人ってのは、この位の川を泳いで渡るんだ。」

という知識を披露してくれた。

はいはい、つまり川の名前は知らないってことなんだね。

まだなんだかんだ言ってるWに構わず、俺は水切りを始めた。

こう見えてもなかなかの腕前なんだ。

Wもそれを見て水切りをやろうとしたが、全くうまくいかない。

選ぶ石も適した物ではないし、投げ入れる角度もよくない。

うまくできないとやはりつまらないのか、Wはそのうち一人で川の中に飛び出ている石を渡って遊び始めた。

と、その時、ドッボーンという派手な音と水しぶきが上がった。

俺が驚いて見ると、Wが頭の先からつま先までぐっしょりになって岸に上がっているところだった。

「何やってんだ?」

普段が普段なので、こんな場合でも「大丈夫か。」なんて優しい言葉をかけてやる気になれない。

Wは、

「あの石を渡っていこうとしたら、水に落ちちゃってさー。」

と、川から頭を出している白い石を指さした。

多少小さめの石だが、上が平らでガタついてもいない。

岸から離れ過ぎてもいない。

その石を調べながら、ここからどうやって落ちるのか俺は疑問に思った。

そんな疑問をよそに、Wは帰り支度をさっさっと始めた。

まあ着替えもないから、帰るしかないだろう。

俺だって鬼ではない。

Wは車のトランクから毛布を出してくると、それを助手席に敷いた。

そして、その上に座って言った。

「さっ、帰ろうぜ。」

えっ、てことは俺が運転かよ。

自分の車を俺が運転して帰ることに一粒の疑問も抱いていないWにかける言葉も見つからなくて、俺は黙って運転席に座った。

やれやれ、免許証を持ってきて本当に良かったよ。

帰る道すがら、Wは来た時と打って変ってずっと文句を言いっぱなしだった。

「大体さー、あの石がいけないんだぜ、傾いてるから。」

傾いてなんかいなかったけど・・・と言っても無駄な事は分かっているので俺は黙って聞いていた。

「しかも水没してて、上に苔が生えてたから、ヌルヌルだったんだよな。」

いや、あの石は水から頭が出ていて乾いていたし、苔も生えていなかった。

俺は実際見たんだから知ってる・・・と言っても無駄な事は分かっているので俺は黙って聞いていた。

「おまけにさ、川の中にカミツキガメがいたんだぜ。あれに驚いて転んじゃったんだ。」

いや、川には生き物の姿は見えなかった。

ましてやカミツキガメなんて大きな生き物は全く見えなかった・・・と言っても無駄な事は分かっているので俺は黙って聞いていた。


そんな調子で家に着く頃には、Wは川で巨大な生物に食べられそうになり、命からがら川の中を泳いで逃げたので濡れネズミになったことになっていた。

そしてWの泳ぎが一流の水泳選手のように速くなかったら、今頃彼は得体のしれない生物の胃の中にいただろうという冒険談にまで発展していた。


W、お前って幸せな奴だな。
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珍しく友人Wから贈り物が届いた。

付いていたカードを読むと、どうやら誕生日プレゼントのようだ。

よしよし、いつも俺に迷惑かけてるからな、たまには何かくれる気にでもなったんだろう。

いつになく気分が良くなった俺だったが、それにしても品物がやけにデカい。

中身は一体何なんだ。

箱を開けてみると、どうやら大きな飾り皿のようだ。

高価な物なのか?

皿が割れないように厳重に包んでいた緩衝材を全部取り除くと、確かにそれは飾り皿だった。

しかし・・・。

飾り皿の絵柄が、Wの全身像だったのだ。

しかもなぜだか分からないが、ピンクのウサギの着ぐるみを着ているWの。

何なんだ、これは。

俺は真意を確かめるべく、Wに電話をかけてみた。

「ようW、今日家に大きな飾り皿が届いたんだが・・・。」

「ああ、やっと届いたか。あれな、特注品で高かったんだぞ。大切にしろよな。」

そりゃ特注でもしなきゃ、自分の全身像を入れた皿なんて作れないだろう・・・っと、そこが問題じゃないんだ。

「なんでお前の全身像が皿に焼きついているんだ?しかもウサギの着ぐるみを着たやつ。」

「それは、ほら今年はウサギ年だからな、ウサギにしてみたんだよ。可愛いだろ。」

もう一度皿を見返してみたが、お世辞にも可愛いとは言えない。

それに今年はウマ年だろう?

戸惑う俺に関係なくWは話を続けた。

「考えたんだぜー、何が誕生日プレゼントにいいか。役に立たなくて、家にあると邪魔そうになるやつ。処分しようとしても、なかなか捨てにくい物。」

は?お前の贈り物を選ぶ基準って、間違ってないか?

「とにかく高かったんだからな、大事にしろよ。」

そう言い残すと、Wは勝手に電話を切った。

・・・少しでもWに常人並みのマナーがあると考えた俺が馬鹿だった。

確かにこの皿は、役に立たない。

家にあると邪魔だ。

捨てようと思っても、デカくてゴミ袋にも入れづらい。

しばらく考えた後、俺はこう決めた。

Wに腹が立って腹が立って仕方がなくなった時、この皿を奴だと思ってぶち割ってやろう。

そして捨てよう。

それ以外に使い道はない。


しかし意外な使い道が、しばらくして見つかった。

俺のW以外の友人が来た時、ものすごくウケるのだ。

皆、Wにそれなりの迷惑をかけられている連中だ。

はじめ見た時はびっくりして、

「何だよ、これ?お前、こんなの飾っといて気持ち悪くないのか。」

とか言っていたが、俺が考えた使い道を伝えると、

「あー、そりゃいいな。じゃ、俺たちは灰皿にしようぜ。」

という事になり、現在は客用のデカい灰皿として活用させてもらっている。

ありがとう、W。

これもお前の人徳のおかげだよ。
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友人Wは、吝嗇家でもあった。

彼の買い物姿を見ていると、ある物を買う場合、同じ種類のものを全て比較し、一番安い物をいつも買っていた。

服でも、機械でも、食べ物でも。

安さだけが彼の中の基準であり、似合うか、役に立つか、美味しいかどうか等には全くの無頓着だった。

そのためとんでもないセンスの服を着ていたり、買ったはいいもののすぐに調子が悪くなった機器を使っていたり、食材を腐らせてしまったり等していた。

「安物買いの銭失い」とは、まさに彼のためにある言葉だと俺は常々思っていた。


また吝嗇家のため、物を捨てるという事もなかなかやろうとしなかった。

彼の家へ行くと、壊れた自転車に始まり、ありとあらゆる壊れた物が家の中を陣取っていた。

壊れた物の部品を取って、また再利用するのだと彼は言っていたが、部品が外された試しはなかった。

仮にも家賃を払っているのだから、不用品が部屋をふさいでいる面積分を考慮に入れれば、要らないものを捨てて広くなった部屋に住んだ方がよっぽど経済的だと俺は言ったが、その理屈は彼には全く理解できなかったようだ。


そのWが、ある日とんでもなく高い財布を買ってきた。

ブランド物で、なんと二十二万もするという代物だ。

俺は仰天してWに聞いた。

「お前、どういう風の吹きまわしでこんな高い財布を買ってきたんだ?」

「おいおい、いい物持たなきゃ、いい人生は送れないぜ。」

普段のWの口からは絶対出てこないセリフを聞いて、俺は一瞬彼の事が心配になった。

しかし財布の中には四百二十三円しか入ってないという事実を発見し、また普段どおり俺の家の冷蔵庫を物色しているWの姿を見て、よかったいつものWだと安堵した。

その時、俺の家のテレビから大家族スペシャルの番組が流れてきた。

子供がたくさんで、下の方の子供にはランドセルも買ってやれない家族が映っていて、母親は一生懸命上の子の要らなくなったランドセルをきれいに拭きあげ、下の子に渡していた。

その母子に入学式が近付いたある日、母親が街へ出掛けて行った。

何をするのかと見ていると、母親は入学式のスーツに付けるための高いコサージュを買った。

俺は目を疑った。

毎日使う子供のランドセルには金を使わずに、一年に一回ぐらいしか使わないコサージュに金を使うのか?

「この母親、ちょっとおかしいんじゃないか?」

俺は思わずそう呟いていた。

するとその言葉を聞きとめたWが、冷蔵庫の中に入れてあった総菜パンをほおばりながら口を挟んできた。

「別におかしくないぜ。」

「なんで?だってコサージュなんて普段使いもしないものなんだぜ。それに金をかけて、子供にランドセルを買ってやらないなんて、どう考えてもおかしくないか?」

「あのなー、お前は貧乏ってものを分かってないよ。」

Wは威張り腐って言葉を続けた。

「いいか、毎日毎日貧乏してるとな、ある時ふとパーって金を使いたくなるもんなんだ。人間てのはな、あんまり我慢し過ぎるとバランス感覚が狂うんだよ。」

「・・・へえ、そうなのか。」

意外にもまともなWの意見に俺は虚をつかれた。

「おいW、お前の家も貧乏だったのか?」

「いーや、オレは裕福な家庭に育ったけど?」

それらなんで貧乏人の気持ちが分かるんだ?

それに何でいつもあんなに吝嗇家なんだ?

俺の頭の中は疑問符でいっぱいになった。

その時、ふとWの二十二万の財布が目に付いた。

「・・・W、もしかしてお前もパーっと金が使いたくなったのか?」

「オレ?いーや、オレはそんな事しないよ。大体オレは貧乏じゃないしな。」

そう言ってるWを見ながら、俺は確信した。

Wがあの母親の気持ちが分かったのは、彼があまりにも吝嗇家すぎるからだ。

我慢に我慢を重ねすぎたせいで、彼の金銭感覚が狂ってしまったんだ。

彼がいくら否定しようと、その証拠がここにある。

二十二万の財布という形をとって。

可哀そうなW、お前は人の事なら気付けるのに、自分の事は気付けないんだな・・・。
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プロフィール

Author:月野
現在、病気療養中の四十代の女性。
最近少し忙しいので、あまり記事も書けないし、コメントの返事も遅くなるかもしれません。
ですが、過去の記事にコメントいただけるのは嬉しいので、歓迎しています。

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