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「花の名前をつけた色」シリーズ、とりあえず書き終えました。

途中から読んでる方もいると思うので、なぜこれを書き出したかという理由をもう一度言っておくと、團伊玖磨の『パイプのけむり』シリーズの題名が面白かったので、それを真似して何かを書きたくなったのです。

それでこの「花の名前をつけた色」を書き始めた訳ですが、まず内容があって書いていったのではなく、まず題名があって書いていたため、勢いのあるうちはともかく、最後にきて書くこと自体がとても大変になってきてしまいました。

プライベートでも最後まで出来ずに途中で放り出してしまう事が多いので、まあ今回もそうなるだろうと半ば諦めの状態でやっていたのですが、内容はともかく、どうにかこうにか予定していた二十七個目まで書くことができました。

いやー、嬉しい。

最後まで書くと、また少し欲が出てきて、またもう少し何かを書くかも・・・なんていう思いがよぎり、「さようなら」とするところを「左様なら」にしてみたりもしたんですが。

("左様ならば"は、"さようなら"の語源でもある。)

兎にも角にも、書き終える事ができて本当に良かったです。
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竜胆色(りんどういろ)・・・リンドウの花のような柔らかい青紫


リンドウの花といえば、秋の日当たりのいい斜面に青紫の筒状の花をつけて揺れているようなほのぼのとした光景を思い浮かべるが、漢字で書くと竜胆・・・竜の胆というなんとも怖ろしげな文字になってしまう。

では、なぜ竜の胆などという字がリンドウに用いられたかというと、この植物の根にその由来がある。

リンドウの根は、むかし健胃薬として使われたのだか、苦味が強く、竜胆(りゅうたん)と呼ばれた。

それがそのままリンドウに当てはめられたため、現在のような字になったそうだ。

リンドウの花は嫌いじゃないが、漢字で書くと何か熊の胆(くまのい)を思い出しちゃうなぁ(笑)。

えっ、熊の胆なんて知らないって?

そうかもしれませんね、昔の民間薬にされた熊の胆のうで、今買おうと思えば、すごく高価なものになっているでしょうしね。


と、胆の話はともかく、リンドウは古来、実用あっての花だったんですね。
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紫苑色(しおんいろ)・・・シオンの花のようなやや青味の薄紫


紫苑(しおん)の苑という字には、"物事の集まるところ"という意味がある。

紫苑の花は、茎の頂きが分枝し、多数の薄紫色の花があるところから、紫の苑・・・つまり紫の集まったものという意味の名がつけられた。


この紫苑という名、漫画の中の登場人物の名前として見かける事がたまにある。

それからこの前、とある小児科の病院で「シオンくん」と呼ばれたいた男の子がいた。

紫苑の花自体はあまり有名でなくても、この言葉の現代っぽのに古式ゆかしい響きが、人を惹きつけるようだ。

これからも「紫苑くん」は増えそうだな。
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承和色(そがいろ)・・・黄菊のような明るい黄


ややっ、また聞いた事も無く、しかも花の名前からだいぶ離れた色名が出てきたなと思った方、大丈夫、一応これも花から出た名前なんです。

その経緯を説明します。


まず第五十四代目の天皇・仁明天皇は、殊に黄菊が好きだったそうで。

そこで仁明天皇の年号「承和(じょうわ)」にちなんで、黄菊を承和菊(じょうわぎく)、そしてその黄色を承和色(じょうわいろ)と言うようになりました。

その「じょうわ」がだんだん訛って「そが」と呼ばれるようになり、仁明天皇の没後六十数年過ぎた頃には、「承和菊(そがぎく)」「承和色(そがいろ)」という名が定着していたそうです。


しかし「じょうわ」が「そが」へ・・・訛るにしてもあまりに変化が大きいので、今書いたのは一説に過ぎないとしている本もあります。

確かに、響きも何も似ていませんもんね・・・。


でもそれにしても「そが色」は「承和色」と書くし、これ以上筋の通った由来も見つからないので、私はこの説が正しいと思いますが。


黄菊から出たこの色、それを好んだ天皇を経て、その年号を経て、やがて訛りも経て、現代に「承和色(そがいろ)」として残っている。

何か回りくどいですが、やっぱり花にちなんだ色名なんです。
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桔梗色(ききょういろ)・・・キキョウの花のような濃い青紫


最近ではあまり耳にしないこの桔梗色(ききょういろ)だが、近世の日本では青紫系の色名として、一番よく使われていたそうだ。

そのため桔梗花色、桔梗納戸、桔梗鼠などの他の色名の修飾語として、よく用いられた。


とはいっても私も現代人で、桔梗色なんてほとんど使わないけれど、桔梗の花自体ならとても身近で思い出もある。

それは小学生の頃、桔梗のつぼみを潰すのが、登下校中の楽しみだった事だ。

桔梗の花は五弁の花びらが開く前、五角系に膨れたつぼみをつける。

そして面白い事に、そのつぼみは花びらどうしがぴったりとくっつき合っていて、中が中空の風船のようになるのだ。

その小さな風船のようなつぼみを指先で潰すと、ポンッといい音がして、花びらの先端が裂ける。

だがこのつぼみが小さすぎても、大きすぎてもいい音はしない。

小さすぎるとつぼみ自体が青く硬く、無理やり潰してもただへこむだけだし、つぼみが大きくなり過ぎると、今度は花びらの先端が自分から離れ始めていて、潰しても空振りに終わる。

ポンッといい音をさせるつぼみは、旬があるのだ。

だから毎日学校の行き帰りに桔梗を見付けると、まだ小さいつぼみはもう少し待って、大きくなり過ぎたつぼみは潰してみてガッカリし、ちょうどいい大きさのつぼみを上手いことポンッと潰せると、とても嬉しく感じたものだ。

今から思うとささやかな楽しみのように感じられるが、あの頃はそんな事にも喜びを感じていたんだなぁ。


でも、子供ならではの喜びとでも言えるでしょうか。

いい大人が桔梗のつぼみを潰しまわっていたら、変な人と思われちゃいますしね(笑)。
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プロフィール

Author:月野
現在、病気療養中の四十代の女性。
最近少し忙しいので、あまり記事も書けないし、コメントの返事も遅くなるかもしれません。
ですが、過去の記事にコメントいただけるのは嬉しいので、歓迎しています。

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